/*考察*/ LAの道路

こんにちは。MCICインターン生のYukiと申します。

先日、ロサンゼルスでドライブをしたというブログを書きましたが、その延長としてロサンゼルスの街づくりや交通システムについてもう少し詳しく綴りたいと思います。

LAもといロサンゼルス都市圏の特筆すべき特徴として、フリーウェイ以外でパンパンに渋滞している場面をあまり見たことがないとった点があります。私の地元の埼玉では日曜日を除いてほとんどの道路でノロノロ運転や渋滞を起こしているイメージがありますが、ここトーランスでは平日の朝の通勤時間帯でもあまりそのような印象を受けませんので、快適そうに見えていいなと毎日羨望の眼差しを3レーンもある車道に向けながら、気まぐれな時間帯でやって来るバスに乗車します グッドモーニング!

なぜかな

車社会の割にはあまり混んでないなと思ってしまうのは、LAでも郊外に住んでいるからとしか思えないのですが、私の日本の地元も郊外の割に渋滞しています。なぜでしょうか、郊外に的を絞って違いをまとめてみたいと思います。
(同じロサンゼルス都市圏でもダウンタウンやハリウッド、サンタモニカの方は超渋滞していると思います)

  1. レーンが多い
  2. 道が広くてまっすぐ
  3. 人口密度が違う
  4. 区間が長い

私が思いつく限りの違いはこれだけなのですが、どうでしょうか?一つづつ見ていきましょう
(私は素人で、NEXCO東日本の人間でも無いので間違いがあるかもしれませんが悪しからず)

1 レーンが多い

これは誰でも簡単に思いつく改善方法なのではないでしょうか、LAでは片側1車線の道路は住宅街と山道とかなり需要が少ない道路以外はなさそうに思えます、間違っても日本のように需要が高めな道路なのに片側1車線なんてことは無いと思います(神奈川県の249号で気が狂った経験あり)。片側1車線だと遅い車がいるともう詰まりますから問題です。
また、驚くことにLAでは場所によって左折専用レーンが2レーンもあったりします。日本でもたまにありますけどね。

2 道が広くてまっすぐで、たいら

これは結構大切です、車を運転している方ならわかると思いますが、狭くてごちゃついた道路と広くて両脇に何も無い道路では同じスピードでも速度感が全く違います。また道にカーブや坂があると自然とスピードが落ちたりブレーキを踏んだりする必要があるので自然渋滞が起こります。そんな道路を非力な軽自動車が走っていたりするのでさらに渋滞に拍車をかけます。

3 人口密度が違う

当たり前ですが、関東とロサンゼルス都市圏では人口密度がそもそも違います。比べるまでもありませんしそれを言ったらおしまいです。アメリカは土地が有り余っていて平らなスペースが多く、歴史が浅いので広い道路を作れるのは当たり前です。その真逆を行く日本に同じことを求めるのが間違っています。

4 区間が長い

これは、人口密度が違うことと密接に関係しているのですが、ダウンタウンを除いて信号と信号の間の区画が比較的長めであると言うことが言えます。車にとっては楽ですが歩くとかなり辛いです。

逆に道が狭いことのメリット

そもそも山ばっかりで住める場所が少なく、ぐにゃぐにゃでも高速道路を建設するだけでやっとな上、車が台頭する前から使われている道路を今でも使っている日本に、道路を快適にしろとせがむ方が難しいかもしれません。しかし区画がと道が狭いことのメリットも十分あります、それは公共交通機関と徒歩で生活ができると言う点です。その点ヨーロッパと日本はかなり進んでいるのではないでしょうか?(LAが遅れてるだけ)

田舎はそうでもないって?

日本の田舎は車がないと生活できないようでその利便性は都内の電車に比べて多く劣ります。しかしもし日本の田舎がロサンゼルスのように車で生活しやすい地域だったらどうでしょうか?と思ったのですが、中央集権国家の日本では一極集中が理にかなってそうですね。それでいて世界で最も優秀うちの一つである電車のシステムがあるので全然アリだと思います。

まとめ

東京だけではなくラッシュの時間帯の渋滞は世界中の都市で問題です。
ここまで血眼になって考察しましたが、近いうちに自動運転が始まると言われているので街づくりも大幅に変わってくるのではないでしょうか?
私は今の所都会が好きなのですが、東京よりロサンゼルスのようなまったりとした適度な都会に住みたいのですが。それは個人的にドライブが好きだからこの街づくりに憧れているからというだけでなく。気候が気持ちいからか、より大きな大陸に憧れを持っているからかなど別の要因かもしれません。

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