研修日記2 藤井拓人

物事を判断するために必要な「情報」について教えて頂いたことをまとめます。

人は、情報が追加されるごとに判断が変化します。簡単な例としては、夕方の降水確率が70%という情報が入ると、朝の出社前に傘を持っていくことを判断する、といったことがあるかと思います。しかし、お金を生むための判断に必要な情報を集めることはなかなか難しいです。

お金を生む情報とは?


1.情報量
まず、情報がない場合、何も判断できない状態です。情報が何もないと不安さえ感じないこともしばしばあります。テスト勉強してない時の試験前日の不思議な余裕(と当日真っ白になる状態)が、この状態に近いと思います。一ヶ月前の私はこれでした。

しかし、現代では情報が溢れているので、情報を入手する必要性を認識すると、簡単に入手できます。その時、無意識に情報を集めると、自分の好きな情報ばかりに目がいく傾向があるようです。フェイスブックやグーグルなどは、一人ひとりの好みを分析し、それに関連する情報を見せるようにしているため、一層難しくなります。量ばかりが増えていくことになります。また、見たくない情報に目をつぶってしまうこともあります。

偏った情報だと、中立的な考え方がわからないため、失敗する可能性が上がってしまいます。中立的な考えを見つけるために、自分の好みとは違う情報を積極的に集める必要があります。中立というのは意識的に考えなければなかなか入手できません。


2.情報の質
質が高く、お金になる情報とは、皆がもっていない情報です。情報過多の時代においてもその本質は変わっていません。逆に考えると、質の低い情報の第一位はインターネットの情報となります。書籍も同様だと教えて頂きました。理由は、誰でも入手可能だからです。書籍中心で知識を仕入れていた私にとっては衝撃的でした。

一番価値のある情報とは、「経験」からしか入手できないということを伺いました。人と共有がしづらく、入手に時間やコストが発生するためです。


3.情報の入手方法
しかしながら、経験すれば何でもよいというわけではありません。漠然と眺めていても情報は記憶されないからです。一昨日、靴下をどっちの足から履いたか?というのは誰しも経験しているかと思いますが、意識していなければ、自信をもって答えることが出来ないかと思います。

判断に必要な情報とは何か?という仮説を立て、経験の中で検証することが必要です。そのため、物事を経験する前には目的や本質について深く考える必要があります。そのステップがしっかりすれば、分析→アウトプットに繋がっていくのだと思います。

目的意識(=お客様を満足させる)をもって、そのために必要な情報を素早く入手する。その考え方を早く習慣化させる必要性を教えて頂きました。


目的意識についてはこちら:研修日記1 藤井拓人

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