M&Aが加速しているアメリカ

 先日、D-TRADING様が、新規ビジネス立ち上げのために、アメリカにご視察に来られました。建築機械の設計の企業様ですが、オリンピック以降、日本の景気が下がり、建築の物件も極端に減少するため、それに備えるために、色々と準備しなければいけない、それほど時間がないとおっしゃっておられました。みんな、危機感を感じておられるのに、じっとしておられますが、このように、行動力のある企業様のみが、将来生き残るのだろうなと、視察を同行させていただきながら思っておりました。

 業種がら、ご興味は工具に。日本にない工具を、何千もある工具から、すぐにピックアップされました。その後、調査をしてわかったこと。アメリカの二台ホームセンター、HOME DEPOTとLOWE'Sで、販売されている工具が全く違いました。そして、よくよく調べてみると、HOME DEPOTも、LOWE’Sも、工具メーカーを買収しており、そして、自社ブランドでなく、買収した企業のブランドで販売していました。PBになっていないので、一般消費者にはわかりませんが、PBをPBとわからないように、うまく販売しています。アメリカのM&Aは、インターネットで情報があふれている市場での生き残りのために、加速しています。これは、HARDWAREだけでなく、ペット業界、アパレル業界など、全ての業界に言えることです。

 アメリカの市場の動きは、3~5年後には、日本に行きます。時代を先読みして、日本企業も生き残り力をつけていただきたいです。これから、数年は、生き残ったものが勝ちの時代になるように予想します。


  
 現在、広島の「やすり」のアメリカでの販売を検討しています。広島の「やすり」の質は、アメリカで販売されているやすりとは比較できないぐらい良いです。さあ、どのように差別化し、そして、どのように販売すれば、市場を掴めるのか、MCICでは検討中です。


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